こんにちはkawashidaです。
今日はちょっと趣向を変えてデザイン的な観点で記事を書いてみたいと思います。
本業では名刺等のデザインを手掛けることが多く、お客様からの
要望で”筆のような字にしたい”と
リクエストを頂くことも少なくありません。
それでは、さっそく本日の作業をしてみます。
自分で好きな筆文字選んでを作る
「攻めの鬼作業」と作成してみました。
こちらは私が書いたものではなく、下記の brushstockさんが掲載している
文字をつなぎ合わせた画像になります。
まずは著作権の問題の確認
ブログにしても、デザインの仕事にしても著作権の確認は必須になってきます。
上記にご紹介したbrushstockにおいては掲載している筆文字がエクストラライセンスとなってらっしゃいます。
エクストラライセンスについて
▽ご購入前にご確認をお願い致します。▽ ※オリジナル筆文字依頼のお客様はエクストラライセンスのご購入は不要です。
1. エクストラライセンスとは、ユーザが、当社でダウンロードしたコンテンツを、販売書籍、販売商品、不特定多数の方への有料提供によるデジタルコンテンツ、テレビ放送、映画にて使用する場合に、取得して頂く必要があるライセンスを意味します。以下は、エクストラライセンス取得が必要となる用途例ですのでご参考ください。
① 有料提供によるデジタルコンテンツ、テレビ放送、映画
i. 携帯・スマートフォン用待ち受け画像
ii. スマートフォン用アプリ、アプリ内スタンプ等
iii. パソコン用壁紙タブレット用の壁紙
iv. スクリーンセーバー
v. WEBページテンプレート
vi. 電子書籍、ゲーム、アプリ
vii. カラオケ
viii. カーナビゲーションシステム
ix. ソフトウェア
x. 映画
xi. テレビ放送番組
xii. インターネット配信番組
xiii. オンデマンド配信番組
Xiv. 各種有料配信WEB動画
Xv. 動画CM全般
Xvi. 広告収益・サービス内課金モデルのサービス及びアプリ以下、割愛
改めて利用に際しては、再度きちんとサイトを確認してもらえればと思います。
今回はブログのヘッダー等に使用する分については無料公開ですので問題ありませんね。
ただ、これを有料商材の中で使ったりクライアントへの納品へ使用する場合は
NGという事になりますので注意しましょう。
※ちなみに残念ながら無料では、冒頭で書いた名刺デザインに使用することはできません。ライセンス取得を行いましょう。
好きな文字でリクエストできる
brush-stockさんではリクエストを行うと、好きな文字を
書いて頂けるそうです。
しかも無料で。なんてすばらしい。
GIVEの精神ここにありですね。
Q8,筆文字のリクエストに費用は掛かりますか？
筆文字のリクエストには費用は掛かりません。⇒筆文字リクエストはこちらから
名前やメールアドレス等の個人情報の登録も不要です。どんな言葉でも無料でリクエストして頂けます。リクエスト頂いた言葉は7営業日以内に筆文字商品となり、リクエストカテゴリーに掲載され、多くの方々が無料で筆文字素材をダウンロードすることが可能となります。ご依頼するお客様のみが利用できるオリジナル筆文字商品の制作依頼（有料）に関しては、こちらからご連絡をお願い致します。
結論から言えば作家さんたちに好きな文字を書いてもらえるのでサイト内で完結します。
ただ、注意点として2019年5月現在リクエストは停止されており、依頼出来ません。基本的には既にある文字から作るスタイルになります。
というわけで、自分で筆文字の編集をしてみよう
当然ながら、「攻めの鬼作業」という単語で掲載はされていません。
リクエストから依頼しても良いのですが掲載文字数は2万を超えています。
その中から形の気に入った文字を使い自分で好きに編集をするのも良いでしょう。
※注意点としては必要な文字が存在してなかった場合には今回の方法ではリクエストをするしかありません。
EPSデータでダウンロード出来る
こちらのサイトの素晴らしいところが素材をEPSデータでダウンロード出来ます。
これはadobe illustratorで使用できるデータでベクトルデータです。
わからない人はわからないと思うのですがデザインにおいて基本的には
ベクトルデータの方が活用しやすいので必須の条件となってきます。
一方で、Windowsマシンなどのアクセサリに標準搭載されているペイントなどで扱う、JPGやPNG等の画像データはビットマップデータと呼ばれます。
何故画像データだけではダメなのか？
一概にダメとは言い切れないのですが、単純な理由の一つとして画像の拡大・縮小を行った際に画質の劣化が起こるという点が問題です。
その劣化が無いベクトルデータはデザイン向きのデータであると言えます。
それでは実際に筆文字編集へ
ベクトルデータが良いとは言っても、実際には世の中では画像処理ソフトを
使う機会が多いのであえて画像処理ソフトを使って作業しました。
今回使用したのはadobe photoshopですが、どんな画像処理ソフトを使って頂いても問題なく作業が出来ます。
ちなみにベクトルデータで上記の「攻めの鬼作業」を作るのは簡単で、こんな作業は必要としません。
文字選び
カテゴリから選ぶ
このサイトでは様々なカテゴリーがあるのですが、その中の一文字が好きでした。
上図のように「鬼」という字だけでこんなに出てきます。ここで見た「攻」の字と「鬼」の文字が気に入った為、今回記事にしたいと思い執筆した次第です。
brush-stockさんにはこんな楽しみ方もありますね。
カテゴリーから好きな文字を探しても良いですし、検索から探すことも出来ます。
検索から選ぶ
検索窓から文字を探すことも出来ます。
加工の順番としては文字をファイルとして保存してから作業しても構わないと思います。
今回は、キャプションしてコピーしてからフォトショップへ直接貼り付けて不要な部分をカットするという作業を行いました。
「の」の文字を探して検索して出てきた
「自慢のからいもできました。」
という文字郡をコピーして、既に用意した「攻」と「鬼」の部分に張り付けます。
このままでは不要な文字があるので綺麗に周りを削除します。
このままでは文字バランスが悪いので拡大を行い、文字の位置を変えます。
拡大を行うと問題の画質の劣化が生じます。
ここは、フィルタでシャープをかけたり画質の調整を行って進めます。
今回はこの部分は割愛します。
あとはこの作業の繰り返しで自分が必要とする文字を並べたら完成です。
実際この文字作成の作業時間としては15分程度でした。
この記事の作成時間としては3時間ほどでした。。。
ブロガーとしての修行が足りませんね。。。
書家さんたちのご紹介
東前良宙
1975年兵庫県生まれ。
7歳より習字を始め、現在はwebを中心にデザイン業全般を稼業としながら、brushstock.の書を制作。
Yuko
京都在住、二児の母。６歳より書道を始める。
嶺花（れいか）
1986年、新潟県生まれ。
6歳の時、書道を習い始め、高校卒業後、上京。短期大学で書道を基礎から学び、2010年、24歳の時に楷書で師範取得。この頃から雅号「嶺花（れいか）」で活動。2014年、行書で師範、仮名と隷書で準師範取得。 現在、書道歴24年。得意とする書体は楷書。賞状やトロフィーペナントの受賞者名書き、命名書等、提供している。
